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イノベーションに関する本
★イノベーションの本質

本書はタイトルから連想されるようなイノベーション(革新)に関する学術的考察が中心の書ではない。

ここには、サントリーの飲料「DAKARA」、日清食品のカップめん「具多GooTa」、さらには「黒川温泉」やアニメ映画「千と千尋の神隠し」など、近年世間を賑わした13の大ヒット商品が登場する。

それらが生まれた現場をつぶさにリポートし、誰の隣にもいるであろう社員たちが成し遂げた“革新”の本質と、それを支えた企業風土を分かりやすく解読していく書である。

新商品を世に送り出すうえで、コンセプト作りに徹底的にこだわる企業がある。

その1つがサントリーだ。

小便小僧のCMで知られる「DAKARA」は、大塚製薬の「ポカリスエット」や日本コカ・コーラの「アクエリアス」がほぼ独占していたスポーツ飲料市場の牙城を切り崩した。

開発チームは2年かけて構築したコンセプトが不十分であったと自ら認め、発売を延期してまで「真のコンセプト」を求める決断を下し、さらに2年の歳月を費やした。

著者らは日本のビジネスマンの知恵と、日本企業に宿る伝統の「型」が融合したところに「知識創造」の源泉があると指摘。

多くの企業人が倣うべき理念やモデルを抽出し米国発のマネジメント手法ばかりに頼るなと訴える。

イノベーションに関しては、現在米国のビジネススクールでも活発に議論されている 分野であり、本書は日本を代表する論者によるケースワーク。

相対価値ではない絶対価値を追求する主体的コミットメントの中で、形式知だけではなく 暗黙知を個人及び組織の中の場で十分形成していくことの重要性を強調。

論理分析的競争戦略への過度の傾斜を批判し、直接経験に基づく実存の重要性にも言及。

ケースワークとして13の例を取り上げているが、上記の観点からの説明は非常に明確になっている。

本書とあわせ日本でも話題になった、「ブルーオーシャン戦略」とあわせ検討してみるのも面白いと感じた。


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★ブルー・オーシャン戦略 競争のない世界を創造する

目覚ましい技術進歩のおかげで、企業はかつてないほど多彩な製品やサービスを生み出せるようになった。

しかしその一方で、製品やサービスのコモディティ化が進み、価格戦争は熾烈の度を極めている。

こうした状況下で、企業は従来、差別化、低コスト、コア・コンピタンス、ブランディングなど、さまざまな戦略を駆使して競合他社との戦いに挑んできた。

しかし、ライバルと同じ市場で戦うかぎり、どれほど巧妙に戦略を練ったところで、いずれ消耗戦を強いられることに変わりはない。

では、どうすればよいのだろう?

本書は、その問いに初めて明快な答えを出した画期的な書だ。

血みどろの戦いが繰り広げられる既存の市場〈レッド・オーシャン(赤い海)〉を抜け出し、競争自体を無意味なものにする未開拓の市場〈ブルー・オーシャン(青い海)〉を創造すること――これこそが、熾烈な競争環境を生きる企業が繁栄しつづけるための唯一の方法である、と本書は説く。


また、本書は「新市場を創造する戦略の体系化」にもチャレンジしている。

これまで何人もの戦略論研究者が挑みながらついぞ解決できなかった命題は、世界屈指のビジネススクールINSEADの著名教授の手によって、本書で鮮やかに解決される。

T型フォードからシルク・ドゥ・ソレイユまで、過去120年間30業界以上に及ぶ事例の調査結果に裏打ちされた本書の主張に触れれば、この1冊が間違いなく今後のビジネス界に影響を及ぼすことに、きっとあなたも気づくはずだ。


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★イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき

顧客の意見に熱心に耳を傾け、新技術への投資を積極的に行い、常に高品質の製品やサービスを提供している業界トップの優良企業。
ところが、その優れた経営のために失敗を招き、トップの地位を失ってしまう――。

本書は、大手企業に必ず訪れるというこの「ジレンマ」を解き明かしベストセラーになった原著、『The Innovator's Dilemma』の増補改訂版である。

ハーバード・ビジネス・スクールの教授である著者は、この逆説的なコンセプトを、学問的体系に基づいた緻密な論理構成によって実証している。

事例として取り上げるのは、ディスク・ドライブや掘削機といった業界のほかに、ホンダが進出した北米市場やインテルが支配したマイクロ・プロセッサ市場など。それぞれの業界で起きた「破壊的イノベーション」を検証し、それに対処できない大手企業の宿命ともいえる法則を導き出している。

優れた経営とされてきたものが、「破壊的イノベーション」の前ではすべて無効になり、逆にマイナスの価値さえもちうるという指摘にはただ驚かされる。

その点で本書は究極のイノベーション論であり、イノベーション・マネジメントの新境地を切り開いたものとして画期的な論考である。

「ジレンマは、解決できる」として著者が示す処方箋は、「成功体験」をもつ企業のトップはもちろん、イノベーションにかかわるすべての企業人にも必読の内容である。

増補された「グループ討論の手引き」は研修のテキストにも活用できる。

利用価値の高い1冊だ。


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★イノベーションへの解―利益ある成長に向けて

優良企業におけるイノベーションがはらむ落とし穴を実証し、衝撃を与えた名著『イノベーションのジレンマ』待望の続編。

イノベーション論を深化させ、研究者らの間に一躍広まったクリステンセン教授の理論のさらなる展開を本書に見ることができる。

前作では破壊的な技術革新を受けて優位を脅かされる側の企業に置いていた視点を、今回はその技術革新で新事業を構築し、優位企業を打ち負かそうとする側に置いている。

この「破壊される側ではなく破壊者となって」という立場が本書の特色である。
そこでは技術革新にかかわる実務者にとって、より明快な行動指針が得られるだろう。

実際に、どうすれば最強の競合企業を打ち負かせるのか、どのような製品を開発すべきか、もっとも発展性のある基盤となるのはどのような初期顧客か、製品の設計、生産、販売、流通のなかでどれを社内で行い、どれを外部に任せるべきか…というような、きわめて具体的な意思決定の「解」が提出されている。

「無消費への対抗」など、次々に展開される破壊的イノベーションの局面は興味深く、そこでのマネジャー個人の行動やモチベーションまでカバーする理論はマネジメントの視野を確実に広げてくれる。

事例となる企業や市場は、IBM、ソニーなどの常連から「クイック・サービス型レストランチェーンのミルクシェーク」などまで多彩で読みごたえがある。

日本企業に「破壊」される米国市場を取り上げてきた著者が言う、「日本の経済システムは構造的に新たな破壊的成長の波の出現を阻害している」という提起も示唆的だ。

さらなる読解が期待できるテキストとして、また、イノベーションやマネジメントの指南書として必携である。


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★明日は誰のものか イノベーションの最終解

生き残り競争が始まった高等教育はどこに向かうのだろうか? 
通信業界に起こる次なる破壊的潮流とはどのようなものだろうか? 

これまで展開してきた理論をさまざまな業界に応用し、イノベーションがもたらす破壊を予見するための手法を示した画期的到達地点。

第1部において、業界全体の動向を判断するための理論的枠組みを提示し、ビジネスチャンスのありか、競争相手の実力、戦略的判断、非マーケット要因の見きわめ方を詳述。

第2部においては、第1部で示した枠組みを実際に適用し、教育、航空、半導体、ヘルスケア、通信の各業界を精緻に分析する。

企業という範疇、さらには経験則という不確実性を超えて、業界全体の未来を理論で見通す画期的業績。

本書が示す手法は、従来のクリステンセン読者だけではなく、広くビジネスの明日を読もうとする読者にとっての福音となる。

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★発想する会社! ― 世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法

パーム、プラダ、ペプシ、アップル、P&G…多くの一流企業をクライアントに持ち、子供用歯ブラシからコンピュータ、鉄道車両にいたるまで、機能的で遊び心に満ちた製品を開発しつづけ、世界中の注目を集めているデザイン・ファームIDEO。

彼らはどのようにして斬新なアイデアを次々と生み出し、育み、形にしているのか?

これまでIDEOで体系的に実践され、洗練されてきた最高機密「イノベーションの技法」が、同社のゼネラルマネジャーによってついに明かされる。

会社の規模や業種を問わず使えるマインドセットとツールを多数紹介。
会社の創造力を高め、文化を育て、持続的にイノベーションを生み出しつづける方法を、さまざまな実例と写真をまじえてわかりやすく解説する。

洞察に満ちた「目からウロコ」のビジネス書。


「仕事を楽しむ項目」

ものづくりに携わっている全ての人に読んでもらいたい.
つまらなそうに仕事をするんだったら、楽しく仕事をしたほうがいい.
イノベーションは、自分が楽しんでいるモチベーションが高いときに、始めて生まれると思う! 
IDEOは仕事をとても楽しんでいる印象を受けた.

ではどうすれば、「楽しむ仕事」が出来るのか?
この本にはIDEOの仕事を楽しむ要素がいっぱい詰まっている.

「究極のブレインストーミング法」などはとても面白い!
是非これを購読して、楽しむきっかけを一つでも掴んで欲しい.

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★イノベーションの達人!―発想する会社をつくる10の人材

あなたのチームに足りないのは、人類学者か、ハードル選手か?
世界最高のデザイン・ファームIDEOを支えるヒューマン・ファクターを、10のキャラクターに分類して楽しく紹介。
どんな組織にも応用できる、究極の人材論。

イノベーションを人材論の視点から斬った名著。

和訳では「10の人材」と訳されていますが、原著では「10の仮面:ペルソナ」となっているとおり、ひとりでイノベーターとして行動するためのチェックリストとして使うこともできる。

10の人材あるいは役割について、具体的にどんなワザがあるのかを含めて、IDEOの経験蓄積に基づいた実践的な本に仕上がっている。

イノベーターでありたい人、手元において置くべき本だ。

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★イノベーションの作法―リーダーに学ぶ革新の人間学

リーダーの生き方から見た「成功の本質」とは?

マツダ・ロードスター、サントリー・伊右衛門、新横浜ラーメン博物館などを例に挙げ、イノベーターに対する関心の世界的な高まりを示すエピソードを紹介する。

前作「イノベーションの本質」と同様、企業におけるイノベーションの事例を物語風に紹介しながら、イノベーションを起こすためのリーダーシップや組織のあり方を提言している。

世の中の企業が分析型マネジメントに傾きつつあるなか、本書では、「感情の知」「主観の力」「自分の生き方」を反映させることこそ、未来創造型のマネジメントであると指摘する。

それぞれの事例の物語編はプロジェクトX的に読めて単純に楽しめ、解説編で紹介される野中氏が提唱する「暗黙知と形式知のスパイラル」「ミドルアップダウンマネジメント」なども、日常の仕事に大変参考になる内容だ。

野中氏の名著「知識創造企業」(共著)も素晴らしいが、本書はその内容を気軽に楽しめるおすすめの一冊だ。

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★知識創造企業

一般に、日本企業は多くの欧米人から見ると非常にわかりにくい存在であるといわれている。
それは、非常に効率的というわけではないし、企業家精神に富んでいるのでもない。
また、自由奔放でもない。

それなのに国際市場のなかで着実に力をつけ、国際競争力を高めてきている。
なぜ、日本企業は成功したのだろうか。
本書はそんな疑問に明確な答えを与えている。

端的に言えば、「組織的知識創造」の技能・技術によって日本企業は国際社会のなかで成功してきたと指摘しているのだ。
では、「組織的知識創造」とは何か。
それは、新しい知識を作り出し、それを組織全体に広め、製品やサービス、あるいは業務システムに具体化する組織全体の能力のことであり、その根本における重要な要素は、組織の最も普遍的な要素である「人間知」というわけである。

「人間知」はギリシャ古代以来、常に認識論(知識論)の中心となる課題であった。

ここ数年、社会経済学者のピーター・ドラッカーやアルビン・トフラーが、経営資源やパワーとしての知識の重要性を訴えているが、本書では、「人間知」を2種類に分けている。

1つは「形式知」と呼ばれるもので、文法にのっとった文章や数字的表現、技術仕様、マニュアルなどに見られる形式言語によって表現されるものである。

もう1つは、これが組織的知識想像のなかで最も重要なファクターなのだが、「暗黙知」と言われる形式言語では表現できない知識である。

これは、人間の集団行動にとってきわめて重要な要素であると著者は指摘する。

暗黙知とは、人間ひとりひとりの体験に基づく個人的な知識であり、信念、ものの見方、直観、価値システムといった無形の要素を含んだものである。


しかし、きわめて重要な要素であったにもかかわらず、経営資源のなかで暗黙知はこれまで無視されてきた。

だが、この形式知と暗黙知が相互作用することこそが企業の知識創造のキーポイントであり、組織的知識創造とは、この2つの知の相互作用によるスパイラル・プロセスである。

個人の知識と組織全体とは相互に作用しあうことが重要であり、そうすることによって新しいイノベーションの開発につながり、競争優位に立つことができる。

それこそが短期間に日本企業が国際社会のなかで成功した要因なのである。


本書は、日本を代表する自動車や家電メーカーなどがなぜ国際社会のなかで成功したのかを「知識」という側面から分析し、企業組織における知識の捉え方や考え方を根本的に変更するよう求めている。

そして、企業組織による知識創造こそが日本企業の国際競争力の最も重要な源泉であるとする本書は、長引く不況にあえぐ企業経営者やビジネスマンに、日本的経営の良さを改めて感じさせてくれるものである。

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★ナレッジ・イネーブリング―知識創造企業への五つの実践

名著『知識創造企業』の続編・実践編。

ゲオルク・フォン・クロー、一條和生、野中郁次郎の3人が、豊富な事例をもとに知識創造企業実現のための具体策を提言している。

洋書はすでに市場で高い評価を受け、全米出版協会から2000年度の「最優秀ビジネス書賞」を受賞している。


よく「企業は人である」といわれる。

それは、個人がもつ暗黙知が企業によって重要な価値の源泉となるからだろう。

近年では、このような個人がもつ暗黙知に着目した「ナレッジ・マネジメント」の概念が定着し、多くの企業が暗黙知の共同化、表出化、連結化、内面化に取り組みはじめている。

だが、現実にはナレッジ・オフィサーという役職をつくりだしただけで、旧来どおりのやり方をしていたり、逆に知識の創造を妨げたりしているケースも少なくないようだ。


本書で提言される「ナレッジ・イネーブリング」は、このナレッジ・マネジメントの実状を打破しようとするものである。

著者らは、知識を管理するのは基本的に不可能だとし、管理よりもむしろナレッジを生みだす環境づくりや機会の提供に重点を置いている。

よって本書では、知識創造を妨げる要因について言及したうえで、知識創造を促進する「ナレッジ・イネーブラー」を十分な紙幅を割いて解説している。


資生堂やGE、アセア・ブラウン・ボベリ、KPCB、ソニーなどの例を引き、「ナレッジビジョンの浸透」「会話のマネジメント」「ナレッジ・アクティビストの動員」「適切な知識の場作り」「ローカル・ナレッジのグローバル化」といった5つの「ナレッジ・イネーブラー」について解説した部分は特に注目に値する。

経営学のみならず哲学や言語学、歴史など、さまざまな学問領域から知を借りて論を展開している点は興味深い。


変化の激しい情報化社会で生き延びるのは、学習し続け、知識を創造し続けられる企業である。

その点で、知識創造企業実現のための方策を示した本書は、マネジャーにとっても、社員にとっても意義のある1冊といえるだろう。


最高に興奮させられる書物だった。

読者はもう一度読みたくなる衝動に駆られるだう。


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★ライフサイクル イノベーション 成熟市場+コモディティ化に効く 14のイノベーション

成熟市場で企業が陥る「成功という惰性」に打ち勝ち、企業が成長し続けるための適者生存のイノベーション戦略。

グローバリゼーション、規制緩和、コモディティ化が至るところで影響力をもたらし、企業がイノベーションを起こさなければならないという圧力が高まっている。

◆自社のコア・コンピタンスがもはや差別化要素でなくなった時に何が起こるか?

◆新しい領域に経営資源をシフトするためにはどうしたらよいか?

◆イノベーションに抵抗する慣性力にどう対応すべきか?

◆組織のエネルギーをイノベーションに振り向けるためにはどうしたらよいか? 

本書はこれらの問いに答え、どうすれば企業が永遠に進化を継続できるのかについて論じる。
 
具体的には14種類のイノベーションについて論じ、それらをどこに、いつ、どのように適用していけば企業が生存競争に勝ち抜けるのかを示す。

自然界の生態系と同様、市場においても自社の状況に適切なイノベーション・タイプを選択し、競合他社との十分な差別化を実現できるよう活用して、それぞれの市場セグメントで成長していけることを解説する。

テクノロジー企業を中心とした100社を超える事例をもとに、成熟市場でもイノベーションは可能であることを提示する。


これまで、イノベーションに関する良書は沢山出ている。
それらは、著者の才能によって見事にイノベーションを描き出していることが多い。

ただ、著者らの専門分野に特化した内容のものが少なくないことから、 このようなイノベーションを統合した本が出てきたことは非常にありがたいことだ。

イノベーション理論をイノベーションしたというところか。

イノベーションで悩んでいる人には、朗報だが、イノベーションに抵抗している人には、退路を絶たれる内容となっている。

なお、触れられている個別の経営手法そのものは、既出のものであり、 それらをより深く理解したい場合はその書籍を読むことをお薦めします。

トム・ピーターズ、クレイトン・クリステンセン、ジェームズ・コリンズ、トム・ケリーらの著作は、本書と併せて活用されると、より効果的だろう。

イノベーション分野の定番の1冊だ。

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★静かなリーダーシップ

従来のリーダーシップ論は、偉大なヒーロー型のリーダー像を強調してきたが、本書はそれとは違うリーダーのあり方を論じている。
著者がタイトルでうたっている「静かなリーダー」が、それである。

静かなリーダーとはどういう人か。

それは「忍耐強くて慎重で、段階を経て行動する人、犠牲を出さずに、自分の組織、周りの人々、自分自身にとって正しいと思われることを、目立たずに実践している人」である。
自分の価値観に基づいて生きながら、自分のキャリアや評判を危険にさらすことなく、難しい問題を引き受ける人。
身の周りに沢山いそうな、そういう人である。

ヒーローは他人のために自ら進んで犠牲になる人だが、静かなリーダーはそうではない。
自分にも気を配り自分の地位を守ろうとする、健全な利己主義の人である。
本書では、ヒーローモデルが全面否定されているわけではない。

けれども、世界を動かし変革するのは、実は静かなリーダーであると著者は信じているのであり、その信念が本書の説得力にもつながっている。

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★知識創造型の人材育成

企業間競争の焦点は、品質やコストが自明の前提となり、競争相手からは得られない“違い”や“付加価値”を有する製品やサービスの提供へと変化している。
この違いや付加価値とは、その製品やサービスに加えられた新しい情報であり、知識に他ならない。

シリーズ第3巻の本書では、付加価値創造型あるいは知識創造型社会への転換のなかで必要とされる人材とその開発について解説する。

これからイノベーションを起こす人たちを、どう育てるか?
その答えがここに有る。

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